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古本の寿命

人に寿命があるように形ある物すべてに寿命があります。本も例外ではないことをご存知でしょうか?
保存方法や状態によっても異なりますが、本を作る上で一番大切な部分である「紙」は本の寿命に一番関係していて重要なパーツでもあります。では、古本の寿命は大体どれくらいなのでしょうか?

古本の寿命ってどれくらい?

本の寿命とは、簡単に言えば紙の寿命でもあります。本を作る上で使用される紙には、和紙と洋紙があります。洋紙の寿命が100年に対し、和紙の寿命は1000年と言われています。その違いは、使用している原料の繊維に違いがあります。

洋紙と和紙、使用成分によって異なる本の寿命

洋紙は木質繊維という繊維が使用され、和紙には靭皮繊維が使用されていることが寿命の違いと言えます。現に西洋の図書館にある19世紀に発行された本は痛みが激しいのに比べ、日本の約1000年前の古文書は保存状態も良く保管されています。
和紙が長期保存に向いているということは事実ですが、実際には1000年の時を越えることはできないのです。それは、和紙の本についている本のノリを虫が食べてしまったり、保管方法が悪く紙が腐ってカビが繁殖してしまうということが理由です。保存方法によるところはありますが、改めて和紙の耐久性の良さには驚かせられます。
近年ではデジタルコンテンツを利用して本を読む方も少なくありませんが、古い本に実際に触れるで感じる「質感」は昔懐かしい空気に触れ、ゆっくりしたひと時を過ごすことができるのでおすすめです。

名古屋にある「あとり文庫」では、料理や服装、刺繍や手芸などの実用的に使用することができる古本買取・販売をしています。
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